今日のSky Blueは、目に眩しいほどの青。久々にお陽様にあたり、私もフカフカお布団もパワーアップ!冷たい空気が頬にあたり気持ちいいなあ~っとお散歩しながら行きそびれていた近代文学館へGo。途中、西郷隆盛さん(銅像)にも遭遇しました。
かごしま近代文学館には、鹿児島ゆかりの6人の作家が紹介されています。小学校の時に国語で勉強した〝大造じいさんとガン〟の作者、椋鳩十さん(長野出身、後に加治木高等女学校の国語教師)や、森光子さんが舞台で演じ続けている〝放浪記〟の作者、林芙美子さん(北九州市出身、幼少時に鹿児島に在住)、そして数々の名作を残してる向田邦子(東京都出身、10歳より2年鹿児島に在住)さん。それぞれの作品、原稿などが展示されていて作品ができる背景に鹿児島で過ごした日々が深く関わっている事に驚かされました。
ドイツのフランクフルトでお仕事されているNさんが向田さんのファンで、私もそのお話を聞いて以来、影響を受け何冊か読みました。彼女の描く日常の風景・世界観が心地良くて読み終えた後の余韻も何ともいえないんですよねぇ。展示の中に、彼女の住んでいた東京のマンションに飾られていた絵画が数点飾られていましたが、ロベール・クーチュリエ(フランスの彫刻家)のリトグラフ、モンマルトルのボールペン画など・・・自分の感性にひっかかるものだらけでした。もし生きてらっしゃったら、会ってみたかったです☆
向田さんが鹿児島で過ごした昭和10年の鹿児島、天文館が再現されてました。その様子が、『父の詫び状』の中の〝薩摩揚より〟に描かれているそうです。山形屋デパートで買ってもらった着物に喜んだエピソード、学校帰りに薩摩揚屋さんに寄り道して帰った事。磯での海水浴・・・etc.
文学館パワーのせいか、今日は、読みたい本にもたくさん出会えたなぁ。直木賞作家の奥田英朗さんの『空中ブランコ』とそのシリーズの前作『イン・ザ・プール』、加島祥造さんの『求めない』、坂東眞理子さんの『女性の品格』。あ~・・・私に足りないものばかり。(笑)日曜日までにぜ~んぶ読んじゃおっとv
↓見事なSky Blue。その下は我らが〝西郷隆盛〟さん。



文学館・メルヘン館のからくり時計。ちょうどお人形達が動き出しましたv